シンポジウム「炭素貯留能力に優れたヒノキ・カラマツ・コウヨウザンの育種に向けて ― ゲノム基盤の整備と育種技術の高度化」(R7/11/27)
シンポジウム「炭素貯留能力に優れたヒノキ・カラマツ・コウヨウザンの育種に向けて ― ゲノム基盤の整備と育種技術の高度化」(R7/11/27)
- 2025.9.25
- 一般情報
1) 集会等の名称:シンポジウム「炭素貯留能力に優れたヒノキ・カラマツ・コウヨウザンの育種に向けて ― ゲノム基盤の整備と育種技術の高度化」
2) 開催日時:2025年11月27日 13:00〜16:45
3) 開催場所:Microsoft Teamsを利用したオンライン開催
4) 詳細が掲載されているURL:10月14日以降、林木育種センターHPに掲載予定
5) 森林学会HPでの本情報の掲載期間:開催日まで
6) その他:
これまでの林木育種事業において、森林の炭素固定能力の向上を図るため、炭素貯留能力に優れた品種として第1世代精英樹から「幹重量(二酸化炭素吸収・固定能力)の大きい品種」が開発されています。
カーボンニュートラルの達成に向けては、成長性がより優れたエリートツリーや特定母樹から炭素貯留能力に優れた系統を早期に開発し、森林整備に活かしていくことが求められています。こうした取り組みは、スギに加えてヒノキやカラマツにおいても同様に進められており、さらに早生樹のコウヨウザンについても、木材としての性能や成長性から炭素貯留に資する樹種としての活用が期待されています。
本プロジェクトでは、主要な林業用樹種であるスギに加え、ヒノキ、カラマツ、早生樹として注目されるコウヨウザンを対象に、炭素貯留能力に優れた系統を早期に選抜可能とする育種技術の開発を進めてきました。
これらの樹種についても、スギと同様に成長形質や材質といった炭素貯留能力に関連する特性の評価を行うとともに、プロジェクト内で収集・構築してきたゲノム基盤を活用して育種集団の遺伝的特徴を明らかにし、さらに炭素貯留能力に関連するDNAマーカーの開発や形質を予測するためのゲノミック予測モデルの構築を進めてきました。
本シンポジウムでは、これまでに得られた研究成果と開発した技術のうち、ヒノキ・カラマツ・コウヨウザンの育種の高度化に貢献する成果を紹介します。
参加申し込み登録フォーム:https://forms.office.com/r/XzzBgmDuX4