第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 17:15
会場名 101
講演番号 W-11
発表題目 佐渡島の天然スギの成長特性 -多雪山地間での比較から-
Growth characteristics of Japanese cedar trees growing in Sado Island
所属 新潟大学
要旨本文 佐渡島の天然スギ林は、分布面積は屋久島や立山等の天然スギ林におよばないが、直径1~2 mクラスの巨木も多くみられる。既報の情報等からは個体の成長も良さそうなことが示唆されるが、樹齢や成長についてはまだ不明な点も多い。そこで、本研究では新潟大学演習林内の天然生林を対象に関連データを収集し、2通りの方法で個体の直径成長量を試算し評価した。ひとつは、過去に毎木調査が行われた2つの林分で、長期の間隔(約30年及び50年後)をおいて再調査し、年平均の直径成長量を求める方法である。もうひとつは、さらに1ヶ所を加えた計3林分で選定したスギ(100年生以上、約80個体)から成長錐で試料(高さ約1m)を採取し、年輪解析から年ごとや特定期間の平均成長量を計算する方法である。その結果、対象期間や林分間での違いもみられたが、1900年以降の直径成長量はおよそ0.3~0.6 cm/yrの範囲にあった。 報告では、以上の結果について、同じ日本海側の多雪山地に分布する立山と秋田(佐渡)、2ヶ所の天然スギで得られた数値と比較しながら、佐渡島におけるスギの成長の特徴を環境条件の比較等も踏まえて検討する。
著者氏名 ○梶本卓也1 ・ 岡田柚佳2 ・ 難波岳利3 ・ 蝦名来瑠3 ・ 佐藤嶺花4 ・ 紙谷智彦5 ・ 太田敬之6 ・ 安江恒7 ・ 杉田久志8
著者所属 1新潟大学佐渡自然共生科学センター・演習林 ・ 2新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 3新潟大学農学部 ・ 4林野庁東北森林管理局 ・ 5只見町ブナセンター ・ 6国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 7信州大学農学部 ・ 8立山カルデラ砂防博物館
キーワード スギ, 肥大成長, 佐渡島
Key word Japanese cedar, Diameter growth, Sado Island