第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 14:15
会場名 101
講演番号 W-1
発表題目 タケササ類一斉開花を予測し待ち伏せする~長野県スズダケの開花前年動向~
Predicting and Ambushing Mass Flowering in Bamboos: The Year Before Sasamorpha borealis Mass Flowering in Nagano
所属 森林総合研究所関西支所
要旨本文 多くのタケササ類は長寿命一回繁殖型の生活史であり、数十年から百年以上の周期で一斉開花・結実・枯死を繰り返すことが知られている。しかし、突発的に生じるが故に開花前の段階から着目して一斉開花現象の全容を捉えることはこれまで困難とされてきた。一方、各地域・各種集団における過去の大面積開花記録を整理することで周期を推定し、次の一斉開花年をある程度予測できる可能性が近年示唆されている。このことから、今後のタケササ類の一斉開花研究においては、事前から待ち伏せて調査を行うことが一定程度可能になると考えられる。そこで発表者らは、その研究枠組みの構築を目指して検討を進めている。本研究では一事例として、文献調査の結果、主に2026年に一斉開花・結実・枯死が生じると予測された長野県の一部地域に分布するスズダケ(スズタケ)集団を対象とした。2024年より対象地域に入り、観察および調査地探索を開始し、2025年からは地域スケールおよび群落スケールで本格的な調査を進めた。その結果、一斉開花前を示唆する興味深い現象を捉えることができた。本発表では一連の研究概要と結果の速報を紹介するとともに、今後の展望についても議論したい。
著者氏名 ○小林慧人1 ・ 岡本透2 ・ 鈴木華実3 ・ 齋藤智之4 ・ 坂田ゆず5 ・ 井上みずき6 ・ 蒔田明史7 ・ 富松裕8
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 3京都大学フィールド科学教育研究センター ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所 ・ 5横浜国立大学大学院環境情報研究院 ・ 6日本大学文理学部 ・ 7秋田県立大学 ・ 8山形大学理学部
キーワード タケササ類, 一回結実性, 一斉開花性
Key word bamboos, monocarpy, mass flowering