第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T6. フォレストデジタルツインの可能性を探る: ポテンシャルと課題[Exploring the potential and remaining technical issues of forest digital twin]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 10:00 |
| 会場名 | 406 |
| 講演番号 | T6-4 |
| 発表題目 | TLS計測から構築したQSMによる森林光環境シミュレーション Simulation of forest light environment using QSM constructed from TLS measurements |
| 所属 | 東京大学 |
| 要旨本文 | LiDAR技術の普及によって森林の3次元計測が実現しつつあるが、計測で得られる詳細な3次元データから、複雑な森林空間をどのようにして再現するかが課題である。従来、林内光環境や樹冠反射の再現のための放射伝達シミュレーションでは、樹木を円錐や円柱に近似する幾何モデルや、空間を立体格子(ボクセル)で区切り、ボクセルごとの枝葉の量を設定する手法が利用されてきた。しかし、いずれの手法においても、実際の森林との乖離がシミュレーション精度の限界となっていた。そこで筆者らは、TLS計測に基づく精緻な森林デジタルツインの構築に取り組んだ。山梨県山中湖村に位置するブナ林を対象に、高精度なTLS点群データから、幹・枝の3次元構造(QSM)を再現し、さらに葉傾斜角や鉛直分布等の構造パラメータに応じて葉を付加することで、精密な森林デジタルツインの構築に成功した。このデジタルツインは、個葉ごとの分光特性やサイズなどの情報を入力でき、森林の複雑な放射伝達プロセスの再現や、光学機器による植生観測のシミュレーションに利用可能である。本発表では、構築したデジタルツインの具体的な適用事例を提示し、その有効性と応用可能性について議論する。 |
| 著者氏名 | ○Junpei Kariyazono1 ・ Kim Calders2 ・ Hideki Kobayashi3 ・ Ryo Nakahata1 ・ Tomo'omi Kumagai1 |
| 著者所属 | 1東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 2ゲント大学生命科学工学部 ・ 3海洋研究開発機構地球環境部門 |
| キーワード | LiDAR, 地上LiDAR, 放射伝達, 樹冠構造, 葉面積指数 |
| Key word | LiDAR, Terrestrial LiDAR, Radiative transfer, Canopy structure, Leaf area index |