第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]

日付 2026年3月17日
開始時刻 16:45
会場名 202B
講演番号 T5-8
発表題目 森林における細根のフェノロジーと生産量の評価のための画像解析技術
Image analysis techniques for studying phenoloy and annal production of fine roots in forests
所属 北海道大学
要旨本文 細根生産は森林生態系の炭素や養分循環において重要なプロセスである。ここではミニライゾトロンやスキャナー法など、非破壊的に細根生産量を評価する手法についてまとめた。非破壊的手法を用いて個々の根を追跡することにより、これまで破壊的方法では見過ごされてきた寿命が短い細根成長の時間変化を詳細に観測することが可能になる。一方、非破壊的手法を用いて単位土地面積当たりの細根生産量を評価するためには、二次元画像を三次元の重量データに変換する必要がある。変換を伴ういくつかの計算方法を概説するとともに、改善すべき点について議論する。また、日本において評価された細根生産量について、手法ごとに比較するとともに他の要因との関係を解析した。その結果、非破壊的手法により評価された細根生産量は連続コア法と同程度であり、ネットシート法やイングロスコア法で得られた値よりも大きかった。また、細根生産量は調査した土壌深度および細根バイオマスと正の相関があった。非破壊解析による細根生産量のデータはまだ十分ではないが、今後、最近開発の進む自動画像解析などの新技術の導入により、データ数の増加と精度の向上が期待される。
著者氏名 ○福澤加里部1 ・ 野口亨太郎2
著者所属 1北海道大学北方生物圏フィールド科学センター ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
キーワード データ変換, 細根ターンオーバー, 画像取得, ミニライゾトロン, 根スキャナー
Key word Data conversion, fine root turnover, image capturing, minirhizotron, root scanner