第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:30 |
| 会場名 | 202B |
| 講演番号 | T5-1 |
| 発表題目 | 礫質砂嘴海岸に生育するクロマツの根系構造 Root system structure in a Pinus thunbergii stand grown in a gravelly spit coast |
| 所属 | 名古屋大学 |
| 要旨本文 | 東日本大震災に伴う津波は海岸林クロマツを倒伏させ大きな被害を与えた。倒伏クロマツでは垂直根など根系が十分に発達していなかった。愛知県渥美半島西端には深層に礫の堆積する礫質砂嘴海岸が広がるが、砂質海岸林と比較して礫質土壌に生育するクロマツの根系構造は十分に明らかにされていない。本研究は、礫質砂嘴海岸に生育するクロマツの根系構造を根の最大深さに着目して三次元モデルから明らかにすること、また国内に生育するクロマツの根の最大深さを地上部指標から推定可能かどうかを明らかにすることを目的とした。 礫質砂嘴海岸に位置する愛知県栽培漁業センターのクロマツ成木6個体の根系をエアースコップを用いて掘り取った。根系構造を現地計測と撮影画像から室内でStructure from Motion法を用いて三次元構造再現し、土壌特性とともに解析した。その結果、クロマツは浅層の砂質土壌を通過し、深層の礫質土壌で礫を巻き込みながら垂直根を発達させ、その様子は三次元構造の根断面積合計の深さ推移から表現された。また国内に生育するクロマツ43個体の最大根深さは、樹高と有意な正の相関を示し、地上部指標から推定可能であることを示した。 |
| 著者氏名 | ○平野恭弘1 ・ 藤堂千景2 ・ 谷川東子3 ・ 山瀬敬太郎4 ・ 大橋瑞江4 ・ 檀浦正子5 ・ 池野英利6 |
| 著者所属 | 1名古屋大学大学院環境学研究科 ・ 2兵庫県農林水産技術総合センター森林林業技術センター ・ 3名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 4兵庫県立大学環境人間学部 ・ 5京都大学大学院農学研究科 ・ 6福知山公立大学情報学部 |
| キーワード | 海岸林, 根の最大深さ, 地上部地下部比 |
| Key word | Coastal forests, Maximum depth of roots, Root to Shoot ratio |