第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T4. 総合学・原論としての森林科学[Pursuing Forest Arts and Sciences as Comprehensive Studies]

日付 2026年3月17日
開始時刻 14:45
会場名 Leo Esaki メインホール
講演番号 T4-3
発表題目 明治後期における「学校樹栽」関連規定 ー県訓令を中心に
Relevant Provisions of “Gakko Jyusai" In _the Late Meiji_Era : Focusing on_Instructions of Each Prefecture Issued
所属 立教大学
要旨本文 1895(明治28)年5月の文部次官牧野伸顕による学校樹栽日の演説を契機にひろまった「学校樹栽」について、これまでの研究においては学校林、学校植林、愛林日、緑化運動などとの明確な区分がなされないまま関連性が論じられるむきがあった。明治後期の各地域において牧野演説がいかに解釈されてきたかを確認し、その目的や運営方法などを整理することで、「学校樹栽」に込められた固有の意味を明らかにしたい。本研究では、主に1895年5月の牧野演説から、1904(明治37)年8月6日文部省訓令第7号「学校樹栽著手奨励及実施督励方」が出されるまでの期間を対象にして、学校樹栽に関連する県訓令や通牒を概観し、関連規定を確認した。規定の内容として、・目的、・樹栽日、・場所、・担い手、・樹種、・費用、・講話、・台帳、・標木などに関する項目が抽出され、県ごとに扱う項目の違いがみられた。また訓令名などは「学校樹栽」を用いるものが最も多く、初期に「学校基本財産」「学林」を用いるものはわずかであり、後に名称を変更する例なども確認された。学校樹栽に対する解釈が地域、時期によって一律では無かったことが示唆される。
著者氏名 ○田中千賀子1 ・ 大石康彦2
著者所属 1立教大学文学部教育学科 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所多摩森林科学園
キーワード 森林教育, 歴史, 植樹, 樹栽日
Key word Forest Education, History, Tree Planting, Arbor Day