第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T4. 総合学・原論としての森林科学[Pursuing Forest Arts and Sciences as Comprehensive Studies]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 18:00 |
| 会場名 | Leo Esaki メインホール |
| 講演番号 | T4-13 |
| 発表題目 | 価値多元主義と社会生態システム論に基づく森林価値ダイアログカードの提案 A Proposal for a Forest Value Dialogue Card Based on Value Pluralism and Social-Ecological Systems Theory |
| 所属 | 南山大学 |
| 要旨本文 | 近年の森林管理では、利用と保全の調和に加えて、国際的要請、地域の慣習や記憶に根ざす関係的価値、景観、生物多様性、野生動物管理など、複数の価値を同時に扱い、その対立を調整することが求められている。とりわけ里山等の管理縮小が生物多様性の減衰を招くことを踏まえると、「誰が何を継承するのか」を関係者が熟議することが不可欠となる。一方で、関係者の関心や態度、それを支える技能や経験は多様であり、協働の困難が指摘されている。さらに地域ごとに教育・施業・政策上のニーズが異なるため、成功例を他地域へ移転しにくい。そこで本報告は、価値多元主義と社会生態システム論にもとづき、利害関係者のナラティブの差異、トレードオフ、時間・空間スケールの相違を可視化するツールとして「森林価値ダイアログカード」を提案する。具体的には、(1)カードをバウンダリー・オブジェクトとして判断根拠を共有し、適応的管理につなげる理論的枠組み、ならびに(2)学習プログラム等を共同設計するためのワークショップ手順を提示する。 |
| 著者氏名 | ○太田和彦 |
| 著者所属 | 南山大学総合政策学部 |
| キーワード | 価値多元主義, 社会生態システム, 境界オブジェクト, 環境倫理学, 手続き的正義 |
| Key word | Value Pluralism, Social-Ecological Systems, Boundary Object, Environmental Ethics, Procedural Justice |