第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T4. 総合学・原論としての森林科学[Pursuing Forest Arts and Sciences as Comprehensive Studies]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 17:45 |
| 会場名 | Leo Esaki メインホール |
| 講演番号 | T4-12 |
| 発表題目 | 森林の持つ両義性 Clear Ambiguity of Forest |
| 所属 | 愛媛大学大学院 |
| 要旨本文 | 森林科学の研究者、とくに教育も業務に含まれる者にとり、森林教育は自明のことだろうか。つまり、自分の専門領域を専門でない者に伝えるということは。実際、ひととおり森林科学の全体像を学んだが個別研究室への配属はまだ、という端境にある学生は、さまざま専門領域に触れた結果、かえって森林とは何かを答えられなくなっている。森林とは、文字通り森羅万象だ、全てを包括するのが森林だ、という一元論でも、森林はさまざまな多面的機能がある、という多元論でもなく、本報告では、両義性を持つのが森林である、という捉え方を提示したい。すなわち「ひとつ」でも「たくさん」でもない、「ふたつ」を。両義性とは、「一つの事柄が相反する二つの意味を持っていること」と辞書にあるが、ヨーロッパ言語には直接それを示す言葉はなく、「多義性」という言葉で置き換えざるをえない。そしてそれは「あいまいさ」をも意味する。AでありかつAでない、というのは論理を足元から崩壊させるものだからである。しかし、森林は、森林こそは、両義性を持ち、なおかつそれは不条理ではない、と言いうる特徴を持つ。 |
| 著者氏名 | ○寺下太郎 |
| 著者所属 | 愛媛大学大学院農学研究科 |
| キーワード | 森林それ自体, 森林の定義, 森林とひととの関係 |
| Key word | Forest itself, Definition of Forest, Relationship between Forest and Human Being |