第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T3. 森林の放射能研究[Radioactivity in contaminated forests]

日付 2026年3月17日
開始時刻 10:15
会場名 202B
講演番号 T3-4
発表題目 林床における落葉層の有無が広葉樹の放射性セシウム濃度に与える影響
Litter Layer Presence and Radiocesium Levels in Deciduous Forest Plants 14 Years after the FDNPP Accident
所属 国土防災技術株式会社
要旨本文 福島県による放射性物質モニタリング調査では、林木の137Cs濃度の低下が緩慢であり、その要因の一つとして放射性セシウムの落葉からの再吸収が関与する可能性が考えられる。本研究では、落葉除去を実施したエリアで、立木の放射性セシウム濃度が相対的に低く抑えられる可能性を示唆する結果について報告する。2021年10月、2020年に皆伐および植栽が行われた田村市都路町の広葉樹林において、L・F層除去の軽度区、L・F・H層除去の強度区、未処理の対照区の3区画を設置し、植栽木および萌芽枝を対象にモニタリング木を選定した。2021~2024年の3年間にわたり、樹高・根元径の計測に加えて植栽木葉・萌芽枝葉・落葉層・硬質土壌を採取し、137Cs濃度の分析を行った。その結果、萌芽枝および植栽木の樹高や根元径は強度区でやや小さい傾向がみられたが有意差はなく、落葉の有無が生長に与える影響は限定的と考えられた。萌芽枝葉の___Cs濃度は全区画で低減したが、面移行係数は対照区で変化がない一方、処理区では低下が確認された。植栽木葉では対照区で濃度・面移行係数が上昇したのに対し、処理区では大きな変化は認められなかった。
著者氏名 ○山村充 ・ 氏家亨 ・ 赤間亮夫
著者所属 国土防災技術株式会社
キーワード 広葉樹, 放射性セシウム, 落葉層, 植栽木, 萌芽枝
Key word broadleaf tree, radioactive cesium, Litter, planted tree, sprout branch