第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T3. 森林の放射能研究[Radioactivity in contaminated forests]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:15 |
| 会場名 | 202B |
| 講演番号 | T3-1 |
| 発表題目 | 航空機モニタリングによる森林の放射性Cs沈着量の時間変化は何を示すか What Does the Temporal change in radiocesium deposition in forests observed by airborne monitoring indicate? |
| 所属 | 福島大学 |
| 要旨本文 | 福島第一原発事故により森林に沈着したCs-137は、地上部から表層土壌へ移行し強く吸着するため、森林外への移動率は小さいとされている。しかし、航空機モニタリングで推定された森林のCs-137沈着量は、2011年11月から2024年11月にかけて多くの地点で5割以上減少しており、放射壊変を考慮しても先行研究より大きな減少率を示す。この乖離の一因として、空間線量率-放射能換算係数が、時間とともに変化すべき重量緩衝深度(β)を固定値としている点が考えられる。また、事故直後に放射性Csが樹冠や林床の有機物層に沈着した過程は、βの変化では十分に表現されていない可能性がある。その一方で、βを固定値とした場合の、この沈着量の時間変化は、森林内でのCs-137の下方移動過程を表現していると考え、地上部から表層土壌への移行を二重指数関数で表現できると仮定した。2011年11月を基準に正規化したデータに対し、MCMC法を用いたベイズ推定によりモデルパラメータを推定した結果、二重指数関数モデルで表現できた。そして、沈着した放射性Csの大半が土壌に移動した時期を、モデル式の速い成分の影響が初期値の5%以下となる時点と仮定すると、事故後約6年と推定された。 |
| 著者氏名 | ○金指努 ・ 和田敏裕 |
| 著者所属 | 福島大学環境放射能研究所 |
| キーワード | 福島第一原子力発電所事故, 航空機モニタリング, セシウム137, 土壌緩衝深度 |
| Key word | Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident, Airborne monitoring, Cs-137, Soil relaxation mass depth |