第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 16:00 |
| 会場名 | 中ホール300 |
| 講演番号 | T1-6 |
| 発表題目 | 保持林業および類似する実践事例の収集 Collection of cases of retention forestry and similar practices |
| 所属 | 森林総合研究所 |
| 要旨本文 | 伐採時に森林の一部の構造を残し長期にわたって維持する森林管理を保持林業と呼ぶ。保持林業は生物多様性保全と木材生産を両立させる選択肢の一つとして提案されているが、この保持林業を様々な地域で導入するためには、実施に適した林分や地域の特徴を明らかにする必要がある。日本における保持林業の実施事例は現状少ないものの、伐採時に一部の樹木を残す事例は日本各地に存在する。本発表では、日本で実施された保持林業の情報を類似の事例を含めて収集し、(1)地域、(2)林分の特徴、(3)保持木の樹種と量、(4)実施者とその実施意図、を整理した。調査の結果、実施地は北海道や中国・四国地方に集中していることが明らかになった。また、多くの事例では保持木密度は10~20本/haであったが、樹種やサイズは地域ごとに大きく異なっていた。実施目的は生物多様性保全が最も多く、次いで木材生産(広葉樹の育成や天然更新の補助)が多かった。本調査より、地域や実施者によって保持林業に関して多様な実施目的や保持対象が存在することが明らかになった。 |
| 著者氏名 | ○山中聡1 ・ 河村和洋1 ・ 山浦悠一2 |
| 著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所北海道支所 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 |
| キーワード | 保持林業, 人工林, 伐採, 生物多様性 |
| Key word | Retention forestry, Plantation, Harvesting, Biodiversity |