第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 15:30 |
| 会場名 | 中ホール300 |
| 講演番号 | T1-4 |
| 発表題目 | スギを植栽したのに広葉樹林になるのはどのような場所か―山形県北部の例― Effects of site characteristics on broadleaved stand establishment in Sugi plantations in northern Yamagata |
| 所属 | 森林総合研究所東北支所 |
| 要旨本文 | 針葉樹人工林に混交する広葉樹は生物多様性の維持に役立つとされる。本研究では、東北地方のスギ人工林について、広葉樹が成立しやすい気候・地形の条件を明らかにすることを目的とした。山形県金山町内の国有林の、森林簿上スギ人工林となっている小班を解析対象とした。Sentinel-2の衛星画像から針葉樹と広葉樹を判別するモデルをGoogle Earth Engine上で作成して10 m解像度で判別を行い、25 mメッシュ単位で広葉樹率を求めた。広葉樹率を目的変数、気候(暖かさの指数、最寒月平均気温、夏季および冬季の降水量)と地形(TWI、斜面方位、傾斜、天空率)、林齢を説明変数としてランダムフォレストによる解析を行った。その結果、説明変数の重要度で上位を占めたのはいずれも気候の変数であり、暖かさの指数と最寒月平均気温が低い場合に広葉樹率が高くなった。地形の変数の中では斜面方位の重要度がもっとも高く、北斜面で広葉樹が多い傾向を示した。以上から、この地域では、従来から日本海側で指摘されているように、気候、特に寒さに関連する要因が、スギ植栽地での広葉樹の成立しやすさを規定していると考えられた。 |
| 著者氏名 | ○野口麻穂子1 ・ 蝦名益仁2 ・ 中尾勝洋3 |
| 著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所 ・ 2北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 |
| キーワード | 針葉樹人工林, 広葉樹林化, 地形, 気候 |
| Key word | conifer plantation, restoration of broadleaved forests, topography, climate |