第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S8. 地域の森林を活かしたこれからの暮らし ―飛騨市における広葉樹のまちづくりを事例に考える―[Exploring Pathways for Living in Harmony with Local Forests: An Interdisciplinary Perspective from Hida’s Broadleaf Forest Strategy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 9:00
会場名 101
講演番号 S8-6
発表題目 「環境ものさし」ではかる広葉樹林業の持続可能性
Sustainable management on broardleaved forest with "Ecological Indicator"
所属 京都大学
要旨本文 「広葉樹のまちづくり」を掲げる飛騨市は,持続可能性を損なないよう,独自の広葉樹天然_林の施業に関する基本_針を策定している(令和4年)。そのなかで,森林の天然更新のための留意点や伐採による災害を防止するための基準などに言及があるものの,生物多様性保全のための視点は十分ではない。 広葉樹を利活用しながら,飛騨市の広葉樹林で生物多様性を保全していくためには,適切な指標生物のモニタリングに基づく順応的管理が需要となる。そこで飛騨市の広葉樹林業に適した「環境ものさし」(保全活動などの効果を実感するための生物指標と簡便な定量調査の組み合わせ)を提案し,研究者だけでなく事業者との協働や市民調査によるモニタリングとその結果に合わせた施業の持続可能性について議論したい。 本報告では,飛騨市を事例として原生林性の指標としてルリクワガタ属昆虫を,皆伐地を好む指標として訪花性カミキリムシ類を候補とし,それぞれの定量調査に基づく伐採計画への一案を示したい。
著者氏名 ○淺野悟史1 ・ 時任美乃理2 ・ 前長邑佑3
著者所属 1京都大学大学院地球環境学堂 ・ 2京都大学大学院農学研究科 ・ 3京都大学農学部
キーワード 定量調査, 環境ものさし, 広葉樹林業
Key word Quantitative survey, ecological indicator, broardleaved forest