第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S3. 森林管理に活かされる知識とは?:アジア諸国における現場フォレスターの認識比較[What knowledge matters in forest management?: comparing perspectives of field foresters in Asian countries]

日付 2026年3月18日
開始時刻 9:00
会場名 中ホール300
講演番号 S3-6
発表題目 ベトナムにおける現場フォレスターの認識
Perspectives of field foresters in Vietnam
所属 名古屋大学
要旨本文  ベトナムでは、1960年代~1980年代にかけて著しい森林減少が起きたが、1990年代からは天然林伐採禁止や植林、林地分配などの森林政策の貢献によって面積は回復・増加に転じた。これらの政策を現場で実施し、普及させてきたのは現場フォレスターである。森林管理に関わる知識に対する認識の国際比較研究の一環として、ベトナムにおける現場フォレスターが持つ認識の調査・分析を行った。 調査は、中北部地域のトゥアティエンフエ省(調査時)を対象に、全森林局、国立公園、保護区の事務所において対面式のアンケート調査(2024年10月~12月)を実施し、全現場フォレスター200名中168名(84%)から回答を得た。 調査結果から、業務で最重要とされているのは、法規・行政執行能力であり、現場における臨機応変さは重視されていなかった。また、業務の性質に基づき、森林局のフォレスター(119名)と保護区・国立公園事務所のフォレスター(49名)に分類した結果、前者は地域住民とのコミュニケーション能力が役立つと感じている一方で、後者は法規や生態学を基礎とするデータ分析能力や所属機関内でのコミュニケーション能力を重視していることが明らかとなった。
著者氏名 ○岩永青史1 ・ 堀彰穂1 ・ Nguyen, Minh Van2 ・ Thuong, Le Thi Thanh2 ・ Duong, Tan Viet2 ・ Hoang, Viet Duong Xo2
著者所属 1名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 2フエ農林業大学
キーワード 森林官, 森林管理, ベトナム
Key word forester, forest management, Vietnam