第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
S3. 森林管理に活かされる知識とは?:アジア諸国における現場フォレスターの認識比較[What knowledge matters in forest management?: comparing perspectives of field foresters in Asian countries]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:00 |
| 会場名 | 中ホール300 |
| 講演番号 | S3-3 |
| 発表題目 | インドにおける現場フォレスターの認識 Perspectives of field foresters in India |
| 所属 | 長崎大学 |
| 要旨本文 | インドは熱帯林学発祥の地として知られている。森林は原則的に国有であり、各州の森林局が管理している。インドの森林管理体制は、19世紀中盤にドイツ人植物学者のD. ブランディスが林野行政の構築に貢献したことから、ドイツ林学の影響を受けていると指摘されている。例えば、年間伐採可能量の計算、施業案の策定、林地の画定と区画化などが挙げられる。一方、先行研究では、排他的・抑圧的な管理体制に対する批判もなされている。2025年1月から2月にかけて、対面インタビューを通して質問紙調査票への回答を得た。3つ州でコンビニエンス・サンプリングの形式で実施し、合計46の回答を取得した。対象者はすべて州森林局の森林官とした。結果では、組織としての高い自律性、採用後の研修の重要性、研究者・NGO・村人といった他のステークホルダーとの連携の不在、そして規制的アプローチの継続など、先行研究で指摘されている特徴と合致する傾向が複数確認された。森林管理の判断に影響する観点として、法令、組織内論理、および科学的知見が重視されていた。その他、業務を通した各種生態系サービスの発揮への貢献については、理想と現実のギャップが顕著であった。 |
| 著者氏名 | ○大田真彦 |
| 著者所属 | 長崎大学総合生産科学域 |
| キーワード | 国有林, 森林局, 組織的自立性 |
| Key word | state forests, forest department, organizational autonomy |