第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S2. 森林サービス産業を批判的に検討する―森林・林業の価値の視点から[A Critical Assessment of the Forest Service Industry: Reconsidering the Value of Forests and Forestry]

日付 2026年3月18日
開始時刻 9:00
会場名 Leo Esaki メインホール
講演番号 S2-3
発表題目 都市に残された里山が創発する多元的活動
Pluriversal activities emergent from Satoyama remaining in an urban area
所属 徳島大学
要旨本文 京都市の宝ヶ池公園とその周辺には、かつて里山として利用されてきた森林が残存している。五山の送り火「妙・法」を抱え、京都に欠かせない民俗文化を象徴する場所でもあり、京都三山の一つとして京都を縁取る景観は風致地区等に指定されてきてもいる。一方で、放置された里山での遷移の進行と大径木化、シカ食害やナラ枯れによる枯損が進んできてもいる。学習会等をとおして市民の間でこうした課題の共有が進められた結果、2014年5月に「京都宝の森をつくる会」が設立され、市民による森林管理への取り組みが始められた。そして、この森が京都市の都市公園の一角にあるがゆえに行叡の理解や許可なくては活動を推進することができないということから、市民や研究者からの提案によって関係行政、地域自治会も参加する「“宝が池の森”保全再生協議会」が2015年10月に形成された。そして研究者が事務局を担ってこれを運営し、情報・課題共有が図られ、様々な協働活動が展開されるようになっている。本報告では、多様な主体が関わる森林管理の好例として、宝ヶ池公園に見られる活動主体の広がり、また、研究活動と市民活動の好循環の生成過程について紹介する。
著者氏名 ○鎌田磨人
著者所属 徳島大学大学院社会産業理工学研究部
キーワード 都市, 里山, 多元性
Key word urban area, satoyama, Pluriverse