第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
S12. 不定根形成メカニズムの理解と樹木根系構造に基づく斜面安定性の検討 ~樹木根系の育種基盤構築に向けて~[Understanding the mechanism of adventitious root formation and examining slope stability based on tree root structure: Toward Laying the Foundation for Innovative Breeding of Tree Root Systems]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:00 |
| 会場名 | 304 |
| 講演番号 | S12-1 |
| 発表題目 | 挿し木不定根誘導シグナルと育成環境に基づいた不定根誘導メカニズム Induction Mechanisms of Adventitious Roots: Roles of Cutting Signals and Growth Conditions |
| 所属 | 九州大学大学院 |
| 要旨本文 | 挿し木は、クローン増殖を目的として、穂を基質である土に挿しつけ、一定期間育苗することで、発根を誘導する苗木増殖の一形態である。品種特性を引き継ぐ挿し木技術は効率的な林業を進めるうえで重要な苗木増殖技術であるため、挿し木による得苗率向上に向けた挿しつけ後の育苗管理に関する数多くの取り組みが行われてきた。 一般的に、挿し木における育苗管理は光・温度環境に焦点が当てられ、特に挿しつけ時期による挿し木発根の成否は重視されている。最近、挿し木を行う際の用土を利用しない「エア挿し」が報告された。これまで穂を準備する際の傷害応答が内在性植物ホルモン誘導に作用し、発根誘導すると考えられてきたが、「エア挿し」では、傷害応答による影響の有無が不明な部位からも発根が認められ、不定根を誘導する新たな環境シグナルを仮定する必要性が示された。本報告では、挿し木における挿しつけ後の育苗管理において光・温度の影響を整理した。さらに、「エア挿し」から示唆された新たなシグナルを示し、発根誘導シグナルを制御することで任意に発根を誘導する「根のデザイン化」について紹介する。 |
| 著者氏名 | ○渡辺敦史 |
| 著者所属 | 九州大学大学院農学研究院 |
| キーワード | 不定根, 不定根誘導シグナル, 不定根誘導メカニズム, 根のデザイン化 |
| Key word | adventitious root, Cutting Signals, Mechanism of Adventitious Root Induction, Root Architecture Design |