第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
S11. 環境・社会と調和した持続的な木質バイオマス発電事業の在り方[An Environmentally and Socially Responsible Woody Biomass Power Generation Business for Long-term Sustainability]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:15 |
| 会場名 | 304 |
| 講演番号 | S11-1 |
| 発表題目 | 宿毛市における地域社会に根差したバイオマス発電事業の構築 Development of a Local-oriented Biomass Power Plant in Sukumo |
| 所属 | 株式会社グリーン・エネルギー研究所 |
| 要旨本文 | 宿毛バイオマス発電所は2015年1月に商業運転を開始した四国第一号のFIT木質バイオマス専焼発電所である。当発電所では地域の林業事業体や製材所、チップ工場などを中心に燃料となる木材を集荷しているが、代行証明制度を構築し、業界団体に所属しない個人林家からの集材も可能としている。また、これまで産業廃棄物として処理が行われていた土木工事に伴って発生する支障木や、河川環境維持の為に伐採された河道内樹木などの受入も進め、行政コストの低減につながる取組みも積極的に行っている。また個人の庭木における剪定枝なども買い取りしており、近所の住民らが毎日のように軽トラックで剪定枝を持ち込んでいる。発電の為に燃焼された後に残る灰についても様々な取組を行っている。成分分析により安全性が確認された燃焼灰については、早木灰肥料として加工・販売を行っており、地元農家を中心に好評を得ている。また炉床で溶融しスラグ状に固まった灰は泥濘化し易い林業作業道の路盤材として製品化し、近隣の森林組合や林業事業体によって利用されている。宿毛バイオマス発電所は、こうした集材・灰の利活用システムを通じて地域社会に根差した発電所を目指している。 |
| 著者氏名 | ○永野正朗1,2 |
| 著者所属 | 1(株)グリーン・エネルギー研究所 ・ 2高知工科大学地域イノベーション共創機構 社会マネジメントシステム研究室 |
| キーワード | 代行証明制度, 燃焼灰肥料, 路盤材 |
| Key word | Biomass Certification System, Biomass Ash Fertilizer, Roadbed Material |