第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PW-6
発表題目 炭素同位体比を用いたシラカンバの水ストレスに対する肥大成長の応答の解明
The responses of radial growth to water stress in betula platyphylla using carbon isotope ratio
所属 信州大学
要旨本文 モンゴル北部に生育するシラカンバの水ストレスと肥大成長の関係を解明するため、水ストレスの指標である炭素同位体比(δ__C値)の年次変動と気候要素との関係および幹における6月の光合成産物の配分を明らかにした。5個体より年輪コアを採取し、クロスデイティングを行った後、木口面切片を作製し年ごとで年輪前半と後半に切り分けた。それぞれδ13C値を測定した。年輪前半と後半のクロノロジーを作成し、気候要素との間で単相関分析を行った。また6/26に__CO_パルスラベリングを行い、同年8/28に年輪コアを採取した。板目面連続切片を作製し、δ__C値を測定した。年輪前半と後半のδ__Cクロノロジーに共通し前年7月、8月、当年4月、6月、7月、9月の平均気温との間で有意な正の相関、前年8月、当年6月の降水量との間で有意な負の相関が認められた。また、ラベリングによる6/26の光合成産物は当年年輪最内から最外まで配分されていた。よって、前年生育期後半と当年生育期の光合成産物を利用し細胞壁を形成すると示唆された。これらの時期の水ストレスが光合成産物量を変化させ、肥大成長量に影響を及ぼしていることが示唆された。
著者氏名 ○倉田遼大1 ・ 城田徹央2 ・ Gerelbaatar, Sukhbaatar3 ・ Baatarbileg, Nachin3 ・ 安江恒4
著者所属 1信州大学大学院総合理工学研究科 ・ 2信州大学農学部 ・ 3モンゴル国立大学 ・ 4信州大学山岳科学拠点
キーワード 年輪, モンゴル, 炭素同位体比, シラカンバ, 水ストレス
Key word tree ring, Mongolia, carbon isotope ratio, betula platyphylla, water stress