第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PW-47
発表題目 ブナ林における葉・木部・細根の生産フェノロジーの解析
Analyses of leaf, wood, and fine root production phenology in a beech forest
所属 東京大学
要旨本文 森林樹木の主なバイオマス生産として、樹冠の展葉や枝や幹の肥大成長のみならず、細根の伸長成長も重要な割合を占めている。しかし、地上部・地下部両方を含めて生産動態の全容を詳しく把握した研究は少ない。そこで、日本の落葉広葉樹林を代表するブナ天然林を対象に、葉や幹、細根の生産フェノロジーを同時に観測し、各器官における生産動態を明らかにする取り組みを行った。本研究では、地上部・地下部それぞれで生産動態を高い時間分解能でどのように観測し定量評価するかについて、解析手法を紹介する。山梨県三国山のブナ天然林において、葉・幹・細根の成長動態それぞれに対して観測機器を設置し、自動観測を行った。葉の林分レベルでの生産動態推定には、光センサーと全天空写真を用い、ギャップ率の経日変化と消散係数から生産パターンを捉えた。幹の肥大成長はポテンショメーター式のデンドロメーターを適用し、自動測定に基づいて成長パターンを記述した。細根動態の評価には、常設型のスキャナーシステムを導入し土壌断面の自動撮影を行った。今後、これらの観測システムを統合的に運用することで、森林生産動態の緻密な理解につなげることが期待される。
著者氏名 ○仲畑了 ・ 仮屋園純平 ・ 熊谷朝臣
著者所属 東京大学大学院農学生命科学研究科
キーワード フェノロジー, 葉生産, 木部生産, 細根生産, 画像解析
Key word phenology, leaf production, wood production, fine root production, image analysis