第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PW-44 |
| 発表題目 | 石門湿性高木林のアカギ駆除は外来種の更新を促進するか? Does the removal of invasive Bischofia javanica in the Sekimon mesic forest promote the regeneration of alien plants? |
| 所属 | 日本大学 |
| 要旨本文 | 小笠原諸島母島石門地区の湿性高木林では人為的攪乱の影響がほとんどない固有の生態系が維持されてきたが、外来樹種アカギの侵入により森林が変質しつつあった。その対策である林野庁アカギ駆除事業により、石門のアカギ駆除は大きく進んだが、駆除で形成された林冠ギャップに新たな外来種が更新する可能性も懸念されてきた。そこで、本研究は石門湿性高木林で駆除前に設置した4haの調査区で、アカギ駆除後の稚樹・実生の更新状況を調査した。その結果、アカギの更新はアカギ未駆除区では多かったものの、アカギ駆除区では少なかった。埋土種子は在来・外来とも稚樹実生の発生量に対して総じて少なく、休眠性の高い種は少ないと考えられた。アカギ駆除区で更新する稚樹・実生に占める外来種の割合もアカギの成木がない区画と変わらず、懸念されていた外来種の旺盛な更新は見られなかった。その要因として周辺には在来種が多く、アカギ駆除により外来種は散布制限が強まっているためと考えられた。一方、アカギやシマグワなどの外来種の更新が完全になくなったわけではないことから、台風等によるギャップ形成が続くと外来種の更新が蓄積するリスクも示唆された。 |
| 著者氏名 | ○安部哲人 ・ 大川夏生 ・ 高橋智也 ・ 明田川賢生 |
| 著者所属 | 日本大学大学院生物資源科学研究科 |
| キーワード | 小笠原諸島, 侵略的外来種, 根絶, 標的外効果, 海洋島 |
| Key word | Ogasawara Islands, invasive alien species, eradication, non-target effects, oceanic island |