第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PW-28 |
| 発表題目 | GCOM-C衛星データによるブナ林分布の推定 Estimation of Fagus crenata Blume Distribution derived from GCOM-C satellite |
| 所属 | 筑波大学 |
| 要旨本文 | 植生図は詳細な環境保全や森林管理といった広範な分野で利用される重要な基礎資料である。日本は亜熱帯から亜寒帯に及ぶ気候帯を有し,狭い国土に多くの樹種が見られる。とりわけブナ(Fagus crenata Blume)はその優れた保水能力や貴重な野生生物の住処であることから,日本を代表する落葉広葉樹と称される。現在,ブナは日本海側の山地などに優占林を形成するが,松井ら(2007)では白神山地のブナ分布適域が2100年にはほぼ0となると示唆している。よって,ブナ林分布の詳細把握は極めて重要である。 本研究ではJAXAのGCOM-C衛星(250 m解像度)から算出されるクロロフィル・カロテノイド指数(CCI)を用いてブナ林分布推定を行った。CCIは落葉性植生において冬季に低い値(-0.1程度)をとり,光合成が盛んな時期に高い値(0.4程度)をとるが,融雪時に値を減少させる。本州日本海側では融雪前にブナが展葉するため,ブナ林とその他の森林では融雪-展葉期のCCIの挙動が異なる。解析の結果,本州の多雪地帯では良好な結果が得られたが,ブナ北限(黒松内低地)よりも北側で多くの落葉樹林がブナ林と分類され,融雪期や共存種の違いを解析条件に含める必要が示された。 |
| 著者氏名 | ○水野優輝1 ・ 北村系子2 ・ 菅井徹人2 ・ 小林勇太3 ・ 横山潤4 ・ 永田優5 ・ 廣田充6 ・ 奈佐原顕郎6 |
| 著者所属 | 1筑波大学理工情報生命学術院 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 3東京農工大学農学部FSセンター ・ 4山形大学 ・ 5黒松内町ブナセンター ・ 6筑波大学生命環境系 |
| キーワード | ブナ, フェノロジー, 植生図, 衛星リモートセンシング, 植生指標 |
| Key word | Japanese beech, Phenology, Vegetation map, Satellite Remote Sensing, Vegetation Index |