第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PW-20 |
| 発表題目 | 佐渡島の天然スギの肥大成長に及ぼす局所的な立地条件の影響 Effects of Local Site Conditions on Diameter Growth of Natural Japanese Cedar Trees in Sado Island |
| 所属 | 新潟大学 |
| 要旨本文 | 佐渡島に分布する天然スギ林については、なかには200年越えの老齢ながら高い林分成長量を維持する林分も報告されている。これまでに林分構造や更新過程などに関する調査例は多いが、個体レベルの成長にどのような外的要因が影響を及ぼすのか検討した事例は限られている。本研究では、当地の天然スギの成長特性を把握する目的で、個体の肥大成長と林内の局所的な立地や土壌条件との関係、さらに隣接個体との競争関係を検討した。 調査は新潟大学演習林内のスギ天然生林2ヶ所で行った。斜面位置やサイズが異なる個体(計約50本)を選定し、各個体の幹から年輪試料(高さ1m、2方向)を採取し、年輪幅の測定値から最近50年間における10年ごとの平均年輪幅を肥大成長速度として算出した。また個体ごとに、根元周辺の土壌深(L、A層)や含水率を測定し、DEM(1mメッシュ)と立木位置図をArcGIS Pro上で重ねて斜面の傾斜や方位などを求めた。解析の結果、肥大成長速度は土壌含水率とは負の、斜面傾斜とは正の相関がそれぞれ認められた。報告では、樹齢やサイズの違い、また個体間競争の影響も加味して、佐渡島の天然スギ個体の肥大成長に及ぼす立地要因の影響を考察する。 |
| 著者氏名 | ○難波岳利1 ・ 岡田柚佳2 ・ 蝦名来瑠1 ・ 佐藤嶺花3 ・ 安江恒4 ・ 梶本卓也5 |
| 著者所属 | 1新潟大学農学部 ・ 2新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 3林野庁東北森林管理局 ・ 4信州大学農学部 ・ 5新潟大学佐渡自然共生科学センター・演習林 |
| キーワード | 立地条件, 肥大成長, 年輪, スギ, 天然林 |
| Key word | site condition, diameter growth, tree ring, cryptomeria japonica, natural forest |