第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PW-17 |
| 発表題目 | 松江市における社叢林の樹木組成と成立要因 Forest vegetation and habitat condition of shrine forests in Matsue city, Shimane prefecture |
| 所属 | 島根大学 |
| 要旨本文 | 日本の原信仰が森や樹木を主体とする信仰であったことは広く認識されており,神社を囲む森である社叢林は現代においても日本人の身近な森の一つである。現代に残る社叢林は,聖域として守られてきたものや,人が利用しつつ維持されてきたものなど様々であり,原生的な要素,歴史民俗的な要素をどちらも含んでおり,生態学的にも,文化的にも高い価値を持っている。しかし,現代の社叢林には,社会の変容,神社自体の存続の危機などから,存続が危ぶまれるものもある。現代に残る社叢林の文化的価値を明らかにし,保全のための基礎情報の作成に資するべく,島根県松江市の190社を対象として,社叢林の樹木組成と立地条件を調べた。その結果,社叢林の植生を大まかに分類すると,広葉樹林が81社,竹類を含む広葉樹林が47社,竹林が14社,針葉樹人工林が9社,植生なしが39社であり,松江市には他地域に較べ多くの社叢林が残っていることが明らかになった。広葉樹の種類はハマビワを主体とする海岸林と内陸のスダジイ林に区別され,スダジイ林は若齢二次林と老齢林にわかれた。また,タケ類はスダジイ老齢林に多い傾向があった。 |
| 著者氏名 | ○長尾知輝 ・ 久保満佐子 |
| 著者所属 | 島根大学 |
| キーワード | 出雲地方, 照葉樹林, 竹林化 |
| Key word | Izumo region, Lucidophyllous forests, Bamboo forest expansion |