第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PW-14 |
| 発表題目 | ブナ林構成樹種の萌芽能力に光環境と伐採季節が及ぼす影響:常緑・落葉比較 Effects of light and cutting season on sprouting ability of woody species in a beech forest: evergreen vs deciduous |
| 所属 | 新潟大学院 |
| 要旨本文 | ブナ林低木層の構成樹種にとって,林冠ギャップ形成や雪圧害,動物の被食などによる損傷後の萌芽再生は重要な生活史戦略である。本研究では,伐採から1および2成長期後の萌芽応答に対する光環境と攪乱季節の影響を評価し,それらが常緑樹種と落葉樹種でどのように異なるのかを明らかにした。本研究は新潟県魚沼市のブナ二次林で,落葉11種・常緑5種の16樹種を対象に冬・春伐採を行い,萌芽枝の有無,本数,合計基底断面積,最大高を測定した。解析は,8樹種の萌芽応答を1・2成長期後まで追跡し林分単位の光環境を計測したデータ(N=317)と,16樹種の1成長期後の萌芽応答および個体単位の光環境を計測したデータ(N=423)を用い,光環境,伐採季節,株サイズ,常緑・落葉を説明変数とするベイズGLMMを構築した。1成長期後の萌芽の合計基底断面積および最大高には,伐採後の光環境と冬伐採の有意な正の影響がみられたが,2成長期後は光環境の影響のみが残った。以上から,撹乱季節の影響が萌芽初期には強いが,長期的には光環境の影響がより強くなると示唆された。また,冬伐採の正の効果は常緑樹より落葉樹で大きく,撹乱季節に対する萌芽応答の落葉樹・常緑樹間の差が示された。 |
| 著者氏名 | ○増田虎汰郎1 ・ 柴田嶺2 |
| 著者所属 | 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部 |
| キーワード | 萌芽, 攪乱, 生活史戦略 |
| Key word | resprouting, disturbance, life-history strategy |