第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PT5-7 |
| 発表題目 | 根切り処理の深さがヒノキ人工林の根呼吸推定におよぼす影響 Effect of root cutting depth on root respiration in Japanese Cypress Plantation |
| 所属 | 信州大学 |
| 要旨本文 | 本研究の調査地である信州大学手良沢山演習林では,ヒノキ人工林において密閉法による土壌呼吸の計測と,トレンチ法による従属栄養呼吸の測定が行われている。昨年の調査では,広葉樹が侵入したヒノキ林斜面中腹部においては,従属栄養呼吸の炭素放出量がリターフォール炭素量の2倍となり,従属栄養呼吸が過大に評価されていることが考えられた。 そこで本研究では,根切り処理の深さをこれまでの40・から1mまで延深して従属栄養呼吸の計測を行った。その結果,斜面中腹部では従属栄養呼吸の炭素放出量がリターフォール炭素量の1.70倍となり,これまでより低い値を示した。一方で,広葉樹の侵入の見られないヒノキ純林である斜面下部では0.94倍となり,昨年までと同様の傾向を示した。これらの結果は,深根性の広葉樹の侵入した針広混交林においては,根切り処理を40・以深まで行うことが従属栄養呼吸を正確に評価する上で重要であることを示している。いずれにせよ,斜面中腹部における従属栄養呼吸による炭素放出は依然としてリターフォール炭素量に対して多く,斜面中腹部では従属栄養呼吸の基質としての炭素が土壌中に多く含まれている可能性が考えられる。 |
| 著者氏名 | ○小林元1 ・ 須賀田湧2 |
| 著者所属 | 1信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター ・ 2信州大学農学部 |
| キーワード | トレンチ法, 根系深度, 針広混交, リターフォール, 土壌炭素 |
| Key word | trench metod, root depth, mixed forest, litter fall, soil carbon |