第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PT5-14
発表題目 シカに_皮されたヒノキ個体の根による土壌補強強度
Soil reinforcement by roots of Chamaecyparis obtusa debarking by sika deer
所属 名古屋大学
要旨本文 樹木根は土壌のせん断応力を補強することで表層崩壊防止に寄与する。近年ニホンジカの個体数増加に伴い、森林被害が深刻化している。特に_皮は材質劣化や倒木リスクを高める。一方、_皮による地下部根系への影響や土壌補強強度の変化については知見が乏しい。本研究ではシカによる_皮を受けたヒノキ(Chamaecyparis obtusa)成木個体を対象に、幹及び根株における腐朽の進行状況と共に、根による土壌補強強度をRoot Bundle Model Weibull(RBMw)により評価し、健全個体と比較することで、_皮の根系への影響を明らかにすることを目的とした。調査は愛知県豊田市の名古屋大学稲武フィールドのシカによる_皮の激害ヒノキ林にて行った。_皮ヒノキ個体、対照として健全ヒノキ個体を対象に、幹周囲の根系分布を調査し、根の引き抜き抵抗力と変位量を測定した。得られた回帰式と既存パラメータを用い、RBMwにより土壌補強強度を推定した。掘り取りの観察により_皮された個体で根に腐朽は認められなかった。本発表では_皮を受けたヒノキ個体の根による土壌補強強度の差異についても報告する。
著者氏名 ○坂口誠一郎1 ・ 藤堂千景2 ・ 山瀬敬太郎3 ・ 林亮太1,4 ・ 柳圭亮4 ・ 谷川東子5 ・ 池野英利6 ・ 大橋瑞江3 ・ 檀浦正子7 ・ 平野恭弘1,4
著者所属 1名古屋大学理学部 ・ 2兵庫県立農林水産技術総合センター 森林林業技術センター森林活用部 ・ 3兵庫県立大学環境人間学部 ・ 4名古屋大学大学院環境学研究科 ・ 5名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 6福知山公立大学情報学部 ・ 7京都大学大学院農学研究科
キーワード シカ, 土壌補強強度, ヒノキ
Key word sika deer, soil reinforcement, Chamaecyparis obstusa