第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PT5-13
発表題目 地中レーダを用いた里山樹種における幹周囲の土壌補強強度の推定
Estimation of soil reinforcement by roots around tree trunks in Satoyama species using Ground Penetrating Radar
所属 兵庫県立大学
要旨本文 里山は生物多様性の保全に重要である一方、土砂災害のリスクも抱えている。里山の樹木は根の発達で土壌を補強する力、即ち土壌補強強度を発揮しており、その評価は里山管理の為に不可欠である。土壌補強強度は根直径等の根系データをRBMwに入力することで推定できる。しかし、根系データを得る根の調査は従来手間の多い掘削調査に依存してきた。そこで近年、簡易に根を検出できる地中レーダ法(GPR)が注目されている。そのため本研究では里山二次林における地中レーダを用いた土壌補強強度の推定を目的とした。兵庫県神戸市内の里山二次林に生育するタムシバの根を地中レーダで調査し、レーダ画像から根を抽出した。同時に掘削調査も行い、タムシバの根直径と土壌中の分布を調べた。レーダ画像中の根を示す反射波の伝播時間合計(ΣT)と実測直径との関係から根直径推定式を構築し、推定された根の直径と分布等を用いてRBMwから土壌補強強度を算出した。その結果、地中レーダにより推定された土壌補強強度は掘削して得られた実直径による土壌補強強度よりも過小評価となった。その理由の1つとしてレーダでは細い根を捉える精度が十分ではないことが考えられた。
著者氏名 ○神吉美羽1 ・ 山瀬敬太郎1 ・ 平野恭弘2 ・ 池野英利3 ・ 藤堂千景4 ・ 檀浦正子5 ・ 谷川東子6 ・ 大橋瑞江1
著者所属 1兵庫県立大学環境人間学部 ・ 2名古屋大学大学院環境学研究科 ・ 3福知山公立大学情報学部 ・ 4兵庫県農林水産技術総合センター ・ 5京都大学大学院農学研究科 ・ 6名古屋大学大学院生命農学研究科
キーワード 根束モデル, タムシバ, 樹木根系, アカマツ
Key word RBMw, Magnolia salicifolia, root system, Pinus densiflora