第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T5. 樹木根の成長と機能[Development and function of tree roots]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PT5-1 |
| 発表題目 | 土壌深1mまでの細根の解剖学的特徴の特定:原生木部組織からの探求 Anatomical Traits of Fine Root Orders at Soil Depths Down to 1m: Exploration of Protoxylem Variation |
| 所属 | 信州大学 |
| 要旨本文 | 樹木細根の原生木部は主に頂端分裂組織から発生し、根横断面内で観察されるその数によって分類される原生木部群(PG)は、根の機能形質、特に個々の根の寿命を評価する有用な指標として報告されている。しかし、森林土壌における深層部の根の状態については知られていない。本研究では、ヒノキとスギ林における、根の解剖学的形質、特にPGが土壌深度にどのように応答するかを解明することを目的とした。深さ1mまでの土壌トレンチを作成し、3層(表層:0_20cm、中間層:20_50cm、深層:50_100cm)に区分した。各層から第1次~3次根(根端を第1次根と分類)を採取した。各根の層別・根の順序別断面において原生木部の数を集計し、4つのPG区分(二・三・四・五原型)に分類した。各根の次数位置および土壌層における合計観察断面数に対する各PGの割合を算出すると、ヒノキ根の四原型の割合は表層から深層へ増加した。ヒノキ根は土壌深度に応じて解剖形質が最適化され、深層で寿命が長くなる傾向を示した。一方、スギ根ではPGの存在割合は土壌深度で変化しなかった。本研究は、針葉樹林において深層根の解剖形質が必ずしも浅層根と同様の特徴を示さないことを明らかにした。 |
| 著者氏名 | ○牧田直樹1,2 ・ 細井彩1 ・ 朝倉知佳1 ・ 坂下凜1 ・ 増本泰河2 |
| 著者所属 | 1信州大学理学部 ・ 2信州大学大学院総合医理工学研究科 |
| キーワード | 深部根, 根寿命, 解剖, 中心柱, 皮層 |
| Key word | deep root, root lifespan, anatomy, stele, cortex |