第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T3. 森林の放射能研究[Radioactivity in contaminated forests]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PT3-8
発表題目 落葉かきの時期の違いが分解にともなう放射性セシウム濃度に及ぼす影響
Effects of timing for ground leaf litter collection on the concentration of radiocesium during decomposing litter
所属 くまの木里山応援団
要旨本文 栃木県塩谷町にあるゴルフ場所有のコナラが優占する里山林のうち,これまで落葉かきを実施していない場所にて、2025年3月、6月、9月、12月に落葉かきをおこない、林内に設置した木枠(0.5m×0.5m、深さ30cm)内に収まるように敷き詰めて有機物分解させた。3か月ごとに分解中の落葉を回収し、重量と放射性Cs (134Cs+137Cs)濃度をガンマカウンターで測定した。林内にはリタートラップも設置した。落葉かきの時期の違いにかかわらず、3か月後以降の重量含水率は68~70%とほぼ一定となった。重量残存率は3月、6月採取については、9~12月に55~62%となったが、9月採取については82%であった。分解にともなう落葉中の放射性セシウム濃度は3月、6月採取については、概ねリターフォールの落葉とほぼ同様であり、12月に2.2~2.4倍であった。9月、12月採取の放射性セシウム濃度は3月採取の1.5~1.6倍であった。3月、6月採取の重量残存率と分解にともなう落葉中の放射性セシウム濃度は負の相関関係にあった。9月、12月採取の放射性セシウム濃度から3月、6月採取の重量残存率を推定すると75~76%であり、林床において落葉分解が進んでいることを反映していた。
著者氏名 ○市川貴大1 ・ 逢沢峰昭2 ・ 大久保達弘3
著者所属 1くまの木里山応援団 ・ 2宇都宮大学農学部 ・ 3東北農林専門職大学
キーワード 落葉, 堆肥, 放射性物質, 里山, 落葉かき
Key word leaf litter, decomposing litter, radiocesium concentration, satoyama, ground leaf litter collection