第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PT1-1 |
| 発表題目 | 下層広葉樹の結実と鳥類相から評価した小面積皆伐異齢人工林の林縁効果 Edge effects in small clear-cut uneven-aged plantations assessed by fruiting of understory trees and bird community |
| 所属 | 宮崎大学 |
| 要旨本文 | 人工林での下層広葉樹の結実や鳥類の種子散布は、樹木種多様性を維持・回復する上で重要なプロセスである。小面積皆伐で形成される林縁は、林内の光環境の変化等を通し、そのプロセスに影響を及ぼす可能性がある。本研究では、小面積皆伐異齢人工林における下層広葉樹の結実状況と鳥類の分布に影響する要因を明らかにすることを目的とした。102年生スギ人工林(2025年時点)に15・24・41・60年生の計7つの小面積パッチが配置された異齢林の調査地(1.4ha)において、2025年7月と10月に広葉樹の結実状況と樹木位置、胸高直径を記録した。また、10月には調査地を6区画に分け、ポイントセンサス法で鳥類の種名と個体数を調査した。その結果、シラキやオオモミジでは、有意ではないものの林縁に近いほど結実率が高かった。ミズキでは林縁の個体で結実が多く確認されたが、結実個体の多くは上方を他の樹冠に覆われておらず、林縁単独の効果は検出できなかった。一方、森林性鳥類の個体数は、区画内の結実したミズキの胸高断面積合計が大きいほど多い傾向を示した。したがって、林縁の形成が結実を促進し、鳥類の分布拡大に寄与したと考えられる。 |
| 著者氏名 | ○赤池友樹1 ・ 伊藤哲2 ・ 山川博美3 ・ 山岸極3 ・ 平田令子2 ・ 林田綾音1 |
| 著者所属 | 1宮崎大学大学院農学研究科 ・ 2宮崎大学農学部 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所 |
| キーワード | 針葉樹人工林, 光環境, 種子散布様式, 林齢, モザイク構造 |
| Key word | Conifer plantation, Light environment, Seed dispersal, Stand age, Mosaic structure |