第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

特用林産部門[Non-Wood Forest Products]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PN-7
発表題目 チシマザサタケノコの保存条件の違いによる経時変化
Effects of different storage conditions on temporal changes in bamboo shoots of Sasa kurilensis
所属 東北農林専門職大学
要旨本文 北海道から九州の日本海側を中心に分布するチシマザサ若芽(ネマガリダケ)は山菜として需要が高く,地方から首都圏へ広域流通するが,保蔵に関する知見は乏しい。そこで採取後のタケノコを4℃または20℃で保存し,保湿の有無と透湿調整機能を有する機能性包装資材(オーラパック,オーラパックα)を組み合わせて,生重量,外観,味覚,糖および遊離アミノ酸の経時変化を評価した。保湿なしでは重量減少が著しく,4℃で11日後,20℃で7日後に約70%まで低下した。一方,20℃でも機能性包装では重量減少はほとんど抑制された。外観は20℃で2日後から外皮斑紋発生,外皮剥離,変色,害菌発生の順に進行し,機能性包装使用時も同様であったが,4℃では変色が8日後まで遅延した。味覚では20℃で旨味が日々低下し,旨味に関連する遊離アミノ酸であるアスパラギン酸・グルタミン酸も2日後に減少した。糖も20℃で2日後に4℃の約1/3となった。機能性包装では,資材種類による旨味・苦味雑味の差はあったが,小さかった。以上より,保湿下で4℃保存することが鮮度維持に最も有効と示唆された。今後は包装内ガス環境等を検討し,最適資材の選定を進める。
著者氏名 ○古澤優佳1 ・ 中村人史2
著者所属 1東北農林専門職大学森林業経営学科 ・ 2山形県森林研究研修センター森林資源利用部
キーワード タケノコ, チシマザサ, 保存
Key word bamboo shoot, Sasa kurilensis, storage