第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
特用林産部門[Non-Wood Forest Products]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PN-2 |
| 発表題目 | 季節に応じた最適な漆掻き間隔の検討 Seasonal Effects on the Optimal Interval for Urushi Tapping |
| 所属 | 京都大学 |
| 要旨本文 | 漆はウルシ(Toxicodendron vernicifluum)から採取された漆液を精製することで得られる天然素材であり、近年の国産漆需要の増加を踏まえ、生産力の向上が必要とされている。漆液はウルシに4日間隔で付傷を繰り返す「漆掻き」によって採取される。一昨年9月に実施した調査において、この4日間隔が妥当であることが科学的に裏付けられた。一方、樹木のフェノロジーに伴い、漆液合成に関する生理過程は季節的に変動すると考えられる。従って本研究では、9月(末漆)に加え、7月(初漆)および8月(盛漆)にも同様の調査を実施した。京都府福知山市夜久野町に植栽されたウルシ4本を供試木とし、各月において漆掻きによる最後の傷上部の内樹皮から、漆掻き直後から10日間にわたり経日的に木片サンプルを採取した。サンプルに含まれるウルシオールを主成分とする脂溶性物質を抽出し、抽出物量を算出した。その結果、7月では乾物重量あたりの抽出物量は漆掻き後に増加し、4日目に最も多くなった。また、8月においても最後の漆掻きから4日後に最多となった。これらの結果から、漆掻きを行う間隔は通年で4日が最適である可能性が示唆された。 |
| 著者氏名 | ○Sasaki, Yudai1 ・ Dannoura, Masako1 ・ Yamauchi, Kosuke2 |
| 著者所属 | 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2NPO法人丹波漆 |
| キーワード | 特用林産物, 樹脂, ソックスレー抽出, ウルシオール, フェノロジー |
| Key word | Non-timber forest products, Resin, Soxhlet extraction, Urushiol, Phenology |