第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

微生物部門[Forest Microbes]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PM-4
発表題目 無脊椎動物による外生菌根性子実体の胞子散布
Dispersal of ectomycorrhizal fungal spores by invertebrates
所属 東京農業大学大学院
要旨本文 外生菌根菌は一部の樹木と共生し、その定着と成長に寄与している。多くの外生菌根菌は大型の子実体を形成し胞子の散布を行う。一般に地上生の子実体は風に、地下生の子実体は動物によって胞子が散布されると考えられている。しかし、地上生の子実体が動物に摂食されていることから、風散布だけでなく動物散布が行われている可能性が指摘されている。そこで、本研究では無脊椎動物による地上生の外生菌根性子実体の胞子散布に注目して実験を行った。センサーカメラを用いて、近距離から子実体をタイムラプスで撮影し、子実体を利用する無脊椎動物の群集の変化を経時的に調査した。また、研究室でナメクジに子実体を摂食させ、排泄される胞子の数と生存を調査した。センサーカメラにより、子実体を利用する無脊椎動物はハエ目が優占することが確認された他、ナメクジやカマドウマによる摂食と思われる行動が撮影された。ナメクジを用いた実験では多くの子実体で1*10^5個以上の胞子が排泄されることが確認された。胞子の生存については明確な結果を得ることができなかった。
著者氏名 ○廣江裕輝1 ・ 田中恵2
著者所属 1東京農業大学大学院地域環境科学研究科 ・ 2東京農業大学地域環境科学部
キーワード 訪茸昆虫, ナメクジ, 自動撮影カメラ, 被食撒布, 糞
Key word mycophagous insects, slug, trail camera, endozoochory, feces