第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

微生物部門[Forest Microbes]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PM-21
発表題目 複数樹種の木杭を用いたつちくらげ病の病原菌捕捉について
Capture of the Pathogen Causing Rhizina Root Rot Using Wooden Stakes from Multiple Tree Species
所属 岩手県林業技術センター
要旨本文 つちくらげ病の様々な樹種への感染リスクは、陳野(1982)の木杭を用いた病原菌捕捉の方法(以下、「既存方法」)を応用し、対象樹種の木杭を用いることにより、評価できる可能性がある。今回は複数樹種の木杭を作成し、既存方法を参考に、菌捕捉を試みた。アカマツ、スギ、カラマツ、コナラ、ヒノキの枝から捕捉用の木杭を作成し、2024年4月に林野火災が発生した宮古市刈屋地内のアカマツ林および同林の伐跡において、ツチクラゲ子実体やアカマツ伐根の周辺へ、各樹種の木杭を2025年10月に設置した。アカマツ、スギ、カラマツ、コナラの木杭は14箇所、ヒノキの木杭は10箇所に設置した。約1カ月後に杭を回収し、研究室へ持ち帰り、杭を水洗し、表面を気乾させた。その後、切出小刀を用いて_皮し、既存方法の捕捉程度に基づき、じん皮組織や形成層に観察された根状菌糸束や腐蝕痕の程度を確認した。結果、アカマツでは9箇所、カラマツでは7箇所の杭で根状菌糸束や腐蝕痕が確認され、その他樹種の木杭ではいずれも根状菌糸束や腐蝕痕は確認されなかった。以上のことから、つちくらげ病の病原菌捕捉には、カラマツの木杭も利用できることが示唆された。
著者氏名 ○皆川拓 ・ 新井隆介
著者所属 岩手県林業技術センター
キーワード ツチクラゲ, 山火事, 菌捕捉
Key word Rhizina undulata, Forest fire, Capture of fungi