第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
微生物部門[Forest Microbes]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PM-16 |
| 発表題目 | 日本産ハナイグチのマイクロサテライトマーカー開発 Development of microsatellite markers for the Japanese larch bolete |
| 所属 | 北海道立総合研究機構林業試験場 |
| 要旨本文 | カラマツは寒冷地の主要林業樹種であり、優良苗木の安定供給が求められている。ハナイグチはカラマツと特異的に共生する外生菌根菌である。天然林の埋土胞子中で優占し、苗木の成長を顕著に促進することから、カラマツの生育に重要な菌根菌と考えられる。このため、育苗段階での利用や優良菌株の選抜・育種への期待が高まる一方、野生集団の遺伝構造解析や菌株識別、交配育種に利用可能な分子マーカーは未整備であった。そこで本研究では、ハナイグチのマイクロサテライト(SSR)マーカーを開発した。NCBIで公開されている近縁種Suillus clintonianusのゲノム配列中から、Kraitを用いて反復数10以上のSSR配列を探索し、48座についてプライマーを設計した。これら候補マーカーの多型性は、カラマツ天然林3地点の土壌を用いたバイオアッセイにより形成されたハナイグチの菌根を材料として評価した。その結果、16座で安定的なPCR増幅と多型が確認された。本研究で開発したSSRマーカーは、ハナイグチの集団遺伝構造解析に加え、優良菌株の識別や交配育種研究への活用が期待される。 |
| 著者氏名 | ○阿部寛史 ・ 石塚航 |
| 著者所属 | 北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 |
| キーワード | 菌根菌, ハナイグチ, カラマツ, マイクロサテライト, ヌメリイグチ属 |
| Key word | Ectomycorrhiza, Larch bolete, Larix kaempferi, Microsatellite, Suillus |