第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PL-39
発表題目 飛翔時のカシノナガキクイムシの樹木揮発性物質に対する反応の試験方法
Evaluation of a test method for assessing the response of flying Platypus quercivorus to tree-emitted volatiles
所属 京都大学
要旨本文  カシノナガキクイムシが葉からの揮発性物質を利用して寄主木を探索していることが、野外調査や室内実験より示唆されている。過去の室内実験ではY字管の中をカシノナガキクイムシに歩かせて選択試験を行っているが、実際の寄主選択は飛翔時に行われていると考えられる。本研究では、飛翔時のカシノナガキクイムシの樹木揮発性物質に対する反応を試験するための方法を検討した。2025年6月末から7月、前年度にカシノナガキクイムシの穿孔を受けて枯死したアベマキとコナラの丸太から羽化脱出した雄18個体、雌107個体を対象に試験を行った。容量約90Lのポリプロピレン製の収納ケースに、コナラの苗木8本、スギの苗木8本、コナラとスギの苗木4本ずつ、のいずれかを入れたものを2個用意し、容量約10Lの密閉容器とY字のダクトホースで接続した。カシノナガキクイムシを1個体ずつ入れた後に密閉容器側をポンプで吸引し、供試個体が5分以内に飛翔して風上のいずれかの収納ケースに入った場合に選択したと見なした。その結果、雄1個体、雌16個体のみで選択がみられたが、樹種に関する選好性は認められなかった。選択に至るまでの確率は、試験日及び試験時間が早いほど高くなっていた。
著者氏名 ○山崎理正 ・ 田中めぐみ
著者所属 京都大学大学院農学研究科
キーワード ナラ枯れ, 寄主選択, オルファクトメーター
Key word Japanese oak wilt, host selection, olfactometer