第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PL-33 |
| 発表題目 | 河畔域から渓流への土壌動物供給と魚類による摂食の関係 Relationships between terrestrial invertebrate inputs from riparian zone to a stream and fish feeding |
| 所属 | 鳥取大学 |
| 要旨本文 | 渓流に供給される陸生無脊椎動物は、その供給経路によって流路の上方(空中や樹冠)から落ちてくるもの(ACタイプ)と側方(河岸の地表面や土層)から入ってくるもの(GSタイプ)に大別できる。陸生無脊椎動物の流路への供給量は、これまでACタイプに着目して評価されるばかりであり、GSタイプについては定量化されてこなかった。本研究では、西日本の渓流において、流路中央部に設置したトラップと流路辺縁部に設置したトラップを併用することで両タイプの供給量を評価した。また、調査渓流に生息するサケ科魚類の胃内容に含まれる陸生無脊椎動物を採取・分類し、タイプごとに供給量と胃内容物量の関係を解析した。結果として、GSタイプのほとんどが流路辺縁部で捕捉され、かつその量はすべての陸生無脊椎動物の供給量の約6割を占めていた。また、供給量と胃内容物量の相関は、ACタイプ(r=0.78)に比べてGSタイプで著しく弱かった(r=0.47)。以上より、魚類にとって河岸近傍が重要な餌供給源となりうること、および地表面や土層に生息する無脊椎動物の河畔と水中での多様な行動様式が陸域と水域の生態学的つながりを複雑にしていることが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○芳賀弘和1 ・ 久保岳大2 |
| 著者所属 | 1鳥取大学農学部 ・ 2北海道大学北方生物圏フィールド科学センター |
| キーワード | アマゴ, 魚の胃内容物, 森林と河川のつながり, 地上性無脊椎動物, 流入経路 |
| Key word | amago trout, fish stomach content, forest-stream linkage, ground-dwelling invertebrates, input pathway |