第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PL-26 |
| 発表題目 | ミニチュア採種園におけるケブカカスミカメの吸汁によるスギ雄花枯死 Mortality of male strobili of Cryptomeria japonica caused by Tinginotum perlatum in miniature seed orchard |
| 所属 | 埼玉県寄居林業事務所森林研究室 |
| 要旨本文 | スギ採種園における効率的な種子生産のためには十分な花粉量の確保が必要である。近年、ケブカカスミカメ(カメムシ目:カスミカメムシ科)が晩秋にスギミニチュア採種園で未熟なスギ雄花を吸汁し、本種が高密度になるとスギ雄花の枯死率が上昇することが報告された。既往研究では幼虫密度が異なる着花枝の間で雄花枯死率を比較しており、本種の影響がない場合との比較はなされていない。そこで本研究では、本種を完全に排除した着花枝と人為的に導入した着花枝を設定してスギ雄花の枯死率を比較した。スギ供試木は同一クローン(片浦4号)とし、本種の産卵時期以前に供試枝をポリエチレン製ネットで覆い、幼虫孵化後に半数のネットに幼虫を導入した。その結果、雄花枯死率は本種を排除した着花枝よりも本種を導入した着花枝において有意に高く、本種の加害によりスギ雄花の枯死率が上昇することが確かめられた。他方、本種を排除した着花枝においても一部の枝では雄花の枯死が認められた。このことから、調査地におけるスギ雄花の枯死は本種だけでなく他の要因によっても発生していると考えられた。 |
| 著者氏名 | ○室紀行 |
| 著者所属 | 埼玉県寄居林業事務所森林研究室 |
| キーワード | 種子生産, 花粉, 害虫, カスミカメムシ |
| Key word | seed production, pollen, pests, plant bugs |