第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PL-19
発表題目 八ヶ岳及び奥秩父の亜高山帯針葉樹林でのニホンジカによる剥皮と立木の生残
_Impact of bark stripping by deer on the survival of subalpine coniferous forests in Yatsugatake and Oku-chichibu
所属 山梨県森林総合研究所
要旨本文 ニホンジカは個体数の増加、分布域の拡大により高標高域に多く出没するようになり、亜高山帯針葉樹林に影響を及ぼしている。山梨県の奥秩父山地と八ヶ岳においても亜高山帯針葉樹林を構成するシラビソやオオシラビソに樹幹剥皮が生じている。2019年と2020年に行った調査では、両山域ともニホンジカによる剥皮が発生しており、特に奥秩父山域で高い剥皮率が確認された。今回2024年と2025年に合計29地点の調査地において再調査を行い、5年間でのニホンジカによる剥皮の進行と、立木の生残および胸高直径との関係を評価した。その結果、両山域の調査地ともに剥皮が進行しており、樹種別ではシラビソ、オオシラビソ、ナナカマド、オガラバナを中心に剥皮が増加した。剥皮されていた個体の生残率は剥皮されていない個体より低くなっていた。胸高直径と剥皮率の関係は樹種によって異なり、亜高山帯針葉樹林の優占種であるシラビソとオオシラビソでは胸高直径が小さい個体ほど剥皮が多く発生していた。
著者氏名 ○林耕太 ・ 長池卓男
著者所属 山梨県森林総合研究所
キーワード ニホンジカ, 亜高山帯針葉樹林, 剥皮
Key word Sika deer, Subalpine coniferous forest, Bark stripping