第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PL-11 |
| 発表題目 | 宇都宮大学船生演習林樹木園におけるナラ枯れ防除の効果 Effect of Japanese oak wilt control in arboretum of Utsunomiya university forest at |
| 所属 | 宇都宮大学 |
| 要旨本文 | 栃木県ではナラ枯れ被害が拡大しており、2024年に宇都宮大学船生演習林でも被害が確認された。県内でナラ枯れ防除対策を検証した事例は少なく、適切な防除方法の確立が急務である。そこで、船生演習林樹木園において被害発生状況を調査し、防除対策の効果検証を行った。 樹木園内のコナラ222本を調査対象とし、2025年2月に被害(穿入生存)木28本の幹を粘着部を内向きにした粘着シートで被覆した。粘着シート被覆後、10本にスカート型トラップを設置した。そして、同年7月に粘着シートを回収し、カシナガの捕獲数を測定するとともに捕虫率を算出した。また、同年4月に未被害木171本をビニールシートで被覆し、穿孔状況を確認した。いずれも地上高2mまで被覆し、残りの23本を無処理の対照木とした。 粘着シートの捕獲数は平均691頭で、捕虫率は90%以上を示した。コナラの胸高直径が大きく、地際に近いほど捕獲数が多く、この傾向は既往の研究とも一致した。ビニールシートでは一部穿孔があったが、枯死はなく、一定の予防効果が得られた。以上より、今後は耐用年数の長いビニールシートによる予防対策を継続することが適切と考えられた。 |
| 著者氏名 | ○樋口愛莉 ・ 大島潤一 ・ 平渡和己 ・ 逢沢峰昭 |
| 著者所属 | 宇都宮大学農学部 |
| キーワード | ナラ枯れ, カシノナガキクイムシ, 防除, 粘着シート, ビニールシート |
| Key word | Japanese oak wilt, Platypus quercivorus, control, sticky sheet, vinyl sheet |