第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PL-10 |
| 発表題目 | 栃木県北部におけるカシノナガキクイムシの発生消長と部分二化 Seasonal prevalence and partial bivoltinism of Platypus quercivorus in northern Tochigi |
| 所属 | 宇都宮大学 |
| 要旨本文 | カシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)成虫の羽化脱出はふつう一年一化であるが、一部が穿入した当年中に第2世代として羽化脱出する部分二化が生じるとされている。しかし、ナラ枯れ被害林分において部分二化を検証した事例は少ない。そこで、栃木県におけるカシナガの部分二化の実態を明らかにするため、栃木県塩谷町のナラ枯れ被害林分において、前年穿入木と当年穿入木からのカシナガの脱出消長を2025年4月~11月にかけて約2週間おきに調査した。前年穿入木については、前年枯死したフモトミズナラ3株の前年穿入孔に4月に成虫捕獲用トラップ(チューブトラップ)を設置した。当年穿入木については、未穿入のフモトミズナラ3株を観察し、穿入孔の形成が確認された時期ごとに色分けしたカラーピンで標識した後、8月に上記トラップを設置した。調査の結果、前年穿入木からは従来の報告通り6~7月にかけて一斉の羽化脱出がみられた一方、当年穿入木からは8~10月にかけて第2世代個体の羽化脱出が確認され、栃木県でもカシナガの部分二化が起こっていることが明らかになった。また、当年中の第2世代の脱出成虫数は、穿入時期が早いほど多いことが明らかになった。 |
| 著者氏名 | ○平渡和己1 ・ 北島博2 ・ 逢沢峰昭1 |
| 著者所属 | 1宇都宮大学農学部森林科学科 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所企画部 |
| キーワード | ナラ枯れ, 部分二化, 脱出トラップ, 当年穿入木, フモトミズナラ |
| Key word | Japanese oak wilt, partial bivoltinism, emergence trap, infested stems in current year, Quercus mongolica var. mongolicoides |