第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PK-15
発表題目 ヤナギ超短伐期施業に向けた効率的な穂木加工方法の検討
Efficient methods for processing willow cuttings in short rotation management
所属 森林総合研究所
要旨本文 バイオマス用燃料材生産を目的としたヤナギ超短伐期施業の普及には、年間100万本規模の穂木の確保が不可欠であり、効率的な穂木加工技術の確立が急務である。本研究では、5種の加工機具を用いてヤナギ全木材を30cmの穂木に加工し、その作業効率や加工精度を比較分析した。加工機具は、調苗機、丸鋸、電動鋏、手動鋏、押切の5種とした。供試材料にはシロヤナギ全木材(平均樹高336cm、平均根本径37.7mm)および比較用として定形なヒノキ丸棒(長さ90cm、直径10、20、30mm)を用いた。作業時間を要素作業ごとに区分し解析した。その結果、穂木1本当たりの作業時間は、調苗機(7.2秒)と丸鋸(7.6秒)が、手動鋏(11.1秒)や押切(11.0秒)に対し有意に短かった(p<0.05)。加工精度は、丸鋸が平均30.1cm(SD 0.83)と安定していたのに対し、自動送材式の調苗機は、材料投入のタイミングによって30cmに満たない端材が生じる特性が確認された。最大切断径が80mmまで対応可能で高能率かつ高精度な丸鋸による加工が有効と考えられた。穂木の大量生産には作業時間が短い調苗機が適していることから、今後は調苗機の改造による精度向上等の可能性を検討する必要がある。
著者氏名 ○吉田智佳史1 ・ 山田健2
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域
キーワード ヤナギ, 穂木, 作業効率
Key word willow, cutting, work Efficiency