第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PJ-59
発表題目 林齢がヒノキ人工林の蒸発散に及ぼす影響
The effect of stand age on evapotranspiration of Japanese cypress stands
所属 静岡大学
要旨本文 日本の人工林は高齢化が進んでいるため、高齢林の蒸発散特性を理解することは、持続可能な森林管理と将来の水資源を考える上で重要です。本研究では、林齢がヒノキ林の蒸発散特性に及ぼす影響の解明を目的にしました。具体的には、静岡大学天竜フィールドの隣接する50年生と100年生のヒノキ林分を対象とし、土壌水分収支を用いて蒸散量(林床面蒸発量を含む)を求めました。それぞれのプロットにおいて、土壌水分量は、深さ80 cmまでの3深度で3~5回繰り返しで測定されました。そして、計算された深さ80 cmまでの土壌水貯留量の時間変化から、推定された浸透量を差し引くことで、蒸散量を定量化しました。100年生林分は50年生林分よりも、より深部から蒸散していることが示されました。そして、50年生林分の蒸散量が夏季で1.0~2.0 mm/dayなのに対し、100年生林分では2.0~3.5 mm/dayであり、100年生林分の方が明らかに大きいことが示されました。
著者氏名 ○江草智弘
著者所属 静岡大学農学部
キーワード 蒸発散, 蒸散, 土壌水分
Key word Evapotranspiration, Transpiration, Soil water content