第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PJ-51
発表題目 侵食区間長と流量の関係が土石流の侵食過程に及ぼす影響に関する数値解析
Numerical Study of Erodible Bed Length and Flow Discharge Effects on Entrainment Process of Debris Flows
所属 (国研)森林研究・整備機構
要旨本文 土石流の平衡濃度は河床勾配と正の相関関係にあるが,一定勾配の条件下において堆積土砂を水で侵食させて土石流を発生させた場合,発生した土石流の濃度は平衡濃度に達しない場合がある。既往研究では,侵食区間長が一定の場合,水の流量が大きいほど土砂濃度が小さくなっている。侵食に伴い堆積土砂の表面勾配(侵食勾配とする)が変化するが,流量が大きいほど平衡濃度に達するために必要な侵食量が大きいため,侵食勾配が小さくなりやすいからであると考えられる。そこで,本研究では,既往研究結果を再現する粒子法モデルを用いて,侵食区間長を変化させた数値実験を実施した。幅10cm,流下区間4.5mの直線水路に対して,侵食区間長は3,6,9m,水の供給流量は既往研究と同様に1,2,3,3.5lとした。勾配は13,17度とした。また,この条件をフルード相似則に基づいて100倍のスケール(実スケール)に変換した数値実験を実施した。発生した土石流の平衡区間における土砂濃度と各条件の関係について分析した。その結果,土砂堆積量/水の供給流量÷フルード相似則の時間スケール比と土砂濃度が一定の関係として説明できることが明らかになった。
著者氏名 ○鈴木拓郎1 ・ 堀田紀文2 ・ 經隆悠1
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科
キーワード 土石流, 粒子法, 侵食過程
Key word Debris Flow, Moving Particles Simulation, Entrainment Process