第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PJ-50
発表題目 大船渡市の林野火災が土砂移動に及ぼす影響
Impact of forest fires in Ofunato on sediment transport
所属 森林総合研究所東北支所
要旨本文  岩手県大船渡市において2025年2月末に発生した一連の林野火災は被害面積が約3370haに達した。リターや低木層が焼失する地表火を主体としていたが、一部地域では枝葉が焼失し、樹幹の大半が焼損する樹冠火も確認されている。 林野火災は森林土壌の特性を大きく変化させ、斜面においては浸透能の低下に伴う表面流の発生を原因とする土壌侵食・土砂流出の恐れがあることが知られている。しかしながら、本邦では林野火災直後の土砂の移動についての知見が限られているのが実情である。 そこで本研究では火災直後の人工林斜面において、林野火災が土壌侵食に与える影響を明らかにするため、樹冠火、地表火および斜面傾斜の緩急の違いを基に、無被害地を含めて4地区7プロットの調査区を設定し、2025年7月に土砂受け箱を設置した。同9月以降に土砂受け箱から回収した土砂サンプルと期間中の降水量から算出した土砂移動レートについて解析した結果を報告する予定である。
著者氏名 ○延廣竜彦 ・ 岡本隆 ・ 萩野裕章
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所
キーワード 土砂移動, 山火事, 樹冠火, 地表火
Key word sediment transport, forest fire, crown fire, surface fire