第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PJ-40
発表題目 トレイルカメラSfMによる面状土壌侵食の高時間・空間分解能観測
High-resolution spatiotemporal observation of sheet soil erosion using multiple trail cameras and Structure from Motion
所属 北海道立総合研究機構
要旨本文 土壌侵食の観測は様々な手法を用いて行われており、近年ではLiDARを用いた観測が数多く行われている。しかしながら、地上型LiDARは高頻度での観測が難しく、UAV-LiDARによる観測は広域での観測に適しているものの、垂直方向の精度が数センチ程度であることが多く、微細な地形変化の観測には適していない。特に面状土壌侵食はリル・ガリー侵食と比較し観測が困難であるため、知見が限られている。本研究では、面状侵食が発生しやすい崩壊地斜面において複数台のトレイルカメラを設置することで、高い時間・空間分解能で面状侵食観測を行った。斜面にスプレーによって色付けを行い、色の消失を30分毎に撮影した。その後、Structure from Motion (SfM)技術を利用したオルソ画像化を行い、位置情報を付与した。また、プロット付近で気象観測を行い、気象と面状侵食との関係性を調査した。その結果、面状侵食量は主に降雨継続時間に依存しており (r2 = 0.61-0.90)、降水量や降雨強度との関係は見られなかった。本手法は安価であり(10-20万円)、近赤外線によるシャッターによって夜間でも観測可能であることから、今後様々な用途での利用が期待できる。
著者氏名 ○橋本朝陽1 ・ 大久保晋治郎2 ・ 大平充3 ・ 荒田洋平1
著者所属 1北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 ・ 2北海道立総合研究機構法人本部 ・ 3北海道大学北方生物圏フィールド科学センター
キーワード 面状土壌侵食, Structure from Motion, 崩壊地, トレイルカメラ
Key word sheet soil erosion, Structure from Motion, Landslide area, trail camera