第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PJ-35
発表題目 時系列小型衛星による斜面災害後の異なる地質間での斜面安定度の比較
A comparison of the slope stability of different geologies after a landslide, using small satellite time series data.
所属 筑波大学
要旨本文 気候変動下での斜面災害リスク評価が重要な課題となっている。近年、斜面安定性の評価手法として、災害後の森林の回復過程を調査する方法が注目されている。植生回復の時系列パターンは、災害後の小規模な再崩壊頻度などに関連する可能性があるが、その詳細、とくに斜面の地質に着目して両者の関連を調査した事例は少ない。そこで本研究では、時系列小型衛星PlanetScopeを用いて斜面崩壊後の植生回復過程を可視化し、その地質との関連を調べた。対象は平成29年7月九州北部豪雨(福岡県朝倉市および東峰村)であり、当該地域の主な地質は花崗閃緑岩、泥質片岩、安山岩である。衛星画像から植生指標NDVIを用いて植生回復率を算出する方法と、土地被覆図(裸地・草地・森林の各カテゴリ)を作成して回復を評価する方法により2017年から2024年までの変化を解析した。NDVIによる評価では2024年時点で崩壊地は平均で災害前の81%まで回復しており、花崗閃緑岩の崩壊地は泥質片岩の崩壊地よりも植生回復率が低い傾向が確認された。土地被覆による評価でも同様の傾向が確認された。
著者氏名 ○中村涼1,2 ・ 水落裕樹2
著者所属 1筑波大学大学院生命地球科学研究群 ・ 2産業技術総合研究所地質調査総合センター
キーワード 斜面災害, 小型衛星, 平成29年7月九州北部豪雨, 斜面安定度, 地質
Key word landslide, small satellite, 2017 July Northern Kyushu Torrential Rainfall Disaster, slope stability, geology