第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PJ-34
発表題目 2022年8月下越豪雨の土砂堆積域におけるスギ林の立ち枯れ被害
Dieback of Japanese cedar stand on depositional areas caused by the 2022 Kaetsu heavy rainfall
所属 新潟大学
要旨本文 2022年8月の下越豪雨によって,新潟県村上市や関川村では多数の斜面崩壊とそれに伴う土砂・流木の流出によって甚大な被害が発生した。一部の渓流では,渓流沿いに生育するスギ人工林が土砂・流木を捕捉する緩衝林機能を発揮したものの,約1年後にはそれらのスギの一部が枯死していた。土砂・流木の流出に対する森林の緩衝機能を最大限発揮するような治山・砂防対策を検討するためには,立ち枯れの範囲や枯死と生存の境界条件の理解が重要と考えられる。そこで本研究では,2022年8月下越豪雨の被災地を対象に,災害前後の衛星画像解析から,立ち枯れ林の被害範囲を調査した。また,スギ人工林の立ち枯れに影響を及ぼす要因を明らかにするため,小扇状地(約0.6 ha)を対象に,森林LiDARおよびトータルステーションによる測量を行い,枯死木,生存木の分布図を作成した。そして,枯死木と生存木における土砂堆積厚,堆積土砂の粒度組成,地下水位,傾斜等を比較検討した。その結果,高い地下水位(根の冠水)や厚い土砂堆積がスギの枯死に影響を及ぼす主な要因である可能性が示唆された。
著者氏名 ○西井稜子1 ・ 若月強2 ・ 秋田寛己2
著者所属 1新潟大学災害・復興科学研究所 ・ 2防災科学技術研究所
キーワード スギ人工林, 沖積錐, 航空レーザ測量, 新潟県
Key word Japanese cedar plantation, alluvial cone, airborne light detection and ranging, Niigata Prefecture